新撰組と一人の少女-sinzyu-(再)
「…まぁ、基本的には市中警備を行っている。俺たちは京の治安維持が目的だ。」
「道場とかで、刀の練習とかありますかっ!??」
「か、刀の練習??……まぁ、一応道場ならあるが…」
「じゃあ、私も壬生浪士の一員になりたいです!!!!」
「は……??」
私、強くなりたい!!
強くなって、岸辺 豊太郎を斬る!!
私はその場で土下座をした。
たしか、この頃の日本ではこういう挨拶をするって聞いたけど…。
「お前、本気か??」
「もちろんです!!!私、なんでもします!!」
「ふざけてんじゃねぇだろうな??」
「ふざけてなんかいません!!!」
「……そこまで言うならいいけどよ。」
私の顔が輝いた。
そして、また頭を下げる。
「有難うございます!!!!」