新撰組と一人の少女-sinzyu-(再)
「…皆、信じてくれないんです。」
「そりゃあ当然だね。」
「…本当なのに…。」
「んま、俺は君を信じるけどー??」
「本当ですか!??」
私は嬉しくて飛び上がった。
「うん。君の話してるとこ見たらわかるよ。」
「嬉しいっ!!有難うございます!!」
「お礼を言うほどじゃないと思うけど…。あ、せっかくだから道場で稽古しない??」
「稽古…??いいんですか??」
「『いいんですか??』って…。君、何のために壬生浪士になったの??…まあいいや。ついておいで」
「は、はい…」