新撰組と一人の少女-sinzyu-(再)
その夜、私のために、皆さんも同行してくれた。
京の町を歩きまわり、岸辺 豊太郎を探しだす。
「ここにもいませんでした。」
「やっぱりいません!!」
隊士たちの声を聞く度、だんだんと自信がなくなっていく私。
でも、皆さんは文句1つ言わずに、必死に探してくれた。
佳代ちゃんも、花見ちゃんまで探してくれた。
「花見ちゃん..も探してくれるの??」
「...ま、まぁ..ひ、暇つぶしよ!!」
そんなことを言いながら、諦めずに探してくれたんだ。
もちろん、私だって必死に探したよ。