あなたを本当に愛した時
完全に胸を撃ち抜かれた里美のお父さんの言葉…

“子供が出来たから”

まさに、その通りである


陸「里美さんとは結婚を前提に付き合ってましたし、子供が出来た事実をしっかり受け止め結婚を決めたんです」

口から出任せもいいとこで、里美の両親を騙してる気持ちがあり、スッキリしない…


だって嘘だから…


色々な質問を里美のお父さんから受けた

仕事は?

家族構成は?

などなど


里美父「いつ知り合ったんだ?」


3ヵ月前…って言えるわけね~し(-.-;)


里美が人差し指を立て合図している


陸「一年前です」


里美はアイコンタクトでOK的な様子

里美父「一年で何がわかるの?」


(・_・)エッ......?


意外な返しに困ったが、本当のこと言わなくて良かったとホッとしたほうが大きかった


ホッとしたのをいいことに口から出任せが出るわ出るわ


陸「もちろん全てを知ったつもりはありませんが、これからでもしっかり里美さんを支えていきます」


里美父「今言ったこと忘れんなよ」


単発ながらも一言が全て重たく、安易に結婚しようとしている陸の胸が締め付けられる

でも、許可はもらった
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