あなたを本当に愛した時

里美父「あんたが、(陸のこと)普通に結婚させてくれって言ってきたんだったら、娘を頼むぞ。で済んだと思う。だけどな、勝手におまえらで子供作って…さっきから順番、順番言ってるけど、順番が大事なんだよ。はっきり言って気分良くね~よ。親からすりゃ…だけど仕方ね~じゃないか。納得するしかないじゃないか…」


里美が陸の隣ですすり泣く…

重たい空気は変わらない

里美父「認めたくないけど、認めてやるわ!だけどな、普通でいいから不幸にするなよ」

陸「はい…」


陸はずっと下を向いたまま、込み上げてくるものを抑え、返事した

その後、里美のお母さんが宴を用意してくれ、里美の両親はさっきの重たい空気から一転し、陸、里美の結婚を心から祝っているようで里美のお父さんは酔っぱらい、楽しそうにしている


その光景に陸は楽しさをよそに、里美の両親に対し申し訳ない気持ちでいっぱいだった…

騙して結婚を許して頂いたのだから…


気分良くした里美のお父さんは

「式はいつだ?まさか挙げないって言わないよな?いやっ式だけはしっかりやってもらうからな!」


全く考えてなかった…
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