あなたを本当に愛した時

決意

たとえ里美の子供が俺の子供であるにしろ、ないにしろ、

現実は里美はが妊娠しているということ…


そして、里美が俺を必要としていること


陸「(子供を)育てっか!?」


あまりに安易だとは思った


だけど、その瞬間、里美を助けなきゃ


そんな心境でしかなかった


里美「結婚するってこと?」


陸「そんなとこ」


にこやかに笑うも多少の顔がひきつっているのがわかる


里美「誰でもよかったら、迷わず病院行ってると思う。だけど、ダメ元で…もし、陸君が一緒になってくれるって言ってくれたら…なんて期待してたんだ…」

里美は笑顔で涙を浮かべ話す

陸「里美を幸せに出来るかなんてわからないけど、幸せになれるように努力するよ」


里美は終始微笑んでいる


このとき、陸と里美が最初に出会い今回まで、およそ3ヵ月…

陸23才

里美22才

子供が出来たという現実はあるが、微妙な関係ながらも交際期間はなく、まして結婚なんて全く考えていなかった二人がお互いに相手のことを理解してるのかもわからず安易に結婚に至ってしまう…

これから、このことがどれだけ安易に結婚を決めてしまったのかの現実が二人に襲いかかるのです
< 6 / 12 >

この作品をシェア

pagetop