【完】スーツの彼氏×制服の彼女
ケータイを切った菜摘さんは困ったように顔を顰めていた。


「どうした?」
俺は菜摘さんの元に歩み寄る。


「……え、あ…麻白さんは何処に行くの?」


「俺は客先に納品だ…」


「……舞の預け先から電話があったの…熱を出したから迎えに来て欲しいって…」


「……何処に預けたんだ?」


「……『ちびっ子ランドoo』」



「1日目から早退は出来ないだろ?俺が迎えに行ってやる…」


「でも…」



「俺は外回りだから何とかなる…」


俺は菜摘さんの代わりに熱を出した舞ちゃんを迎えに行くコトにした。




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