【完】スーツの彼氏×制服の彼女
私は念の為に晃生さんたちに病院に連れて行かれた。



手首に擦り傷

頬に軽い打撲


でも今でも身体の震えが止まらなかった。



付き添ってくれた晃生さんと麻白君とともに処置室を出て行く。



「…すまない…ウチの従兄弟と組の者たちが酷いコトをして…すべては俺の責任だ…」



スーツを着た眼鏡の男性が私に謝罪。
深々に頭を下げる。



「この方は誰ですか?晃生さん」


「俺の知り合いの早木本彰さん…」


久米村さんとケンと言う男性が口々に呟いてた名前だ・・・









< 204 / 277 >

この作品をシェア

pagetop