【完】スーツの彼氏×制服の彼女
「……大丈夫か?」


麻白君が私を心配げに見つめる。


胡散臭いドラマをひた走る…雰囲気。


早く…この状況から脱したい!!





「別に…あんたのせいよ~久米村さんたちの前でダンパに誘うから…」



「お前が俺の誘いを断るからだろ?」



「……何よ…あんた…兄貴に私が可愛いと言われるまで…隣の席だったクセに見向きしなかったのに…」



「あまりにも近すぎて…気付かなかったんだ…わりぃ~」


申し訳なさそうに瞳を潤ませて…私を見つめる麻白君。
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