【完】スーツの彼氏×制服の彼女
「……あの木村課長…セコい人でさ…ゴメン…」



あの親父と私の間に入った可哀想なイケメン社員君。


私は彼の差し出した手帳の住所録に名前とケータイ番号を書く。



彼は私に自分の名刺を渡した。



「……俺の名刺…君たち…花高の生徒だよね…ウチの弟も花高なんだ…俺も花高の卒業生」


私は彼の名刺を見て名前を読む。



「(株)ソーマ製薬本社営業二課…麻白晃生(マシロアキオ)」



「……クリーニング代の額分かれば…連絡するよ…」


「はい…」
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