【完】スーツの彼氏×制服の彼女
墓石に手を合わせていた菜摘さんが俺たちの方を振り返った。



「晃生君に冬梧君?」


俺と冬梧の名前を呼んだ。


菜摘さんと会うのは4年ぶり…


「ママ…このお兄ちゃんは誰?」


「……パパの弟さんたちよ…」


「パパの弟?舞から見れば…叔父ちゃんたちかな?」


叔父ちゃんか…ーー



舞ちゃんから見れば…そうかもしれないけど…


俺は……ーー




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