君と僕のボーダーライン
私の恋のこと
001
『私っ…高杉くんの事が…好きです、』
同じクラスの高杉隼人くんに
想いを伝えた
6月のじめじめとした空気の中ー…。私の声だけが教室に残る。幸い他の人はいない
あぁもっとさっぱりした時期←に告白した方が良かったんじゃないか
夏前に恋人になれたら海や縁日、花火大会に一緒に行けるとか夢見てた私が馬鹿だった
「ごめん……。今は誰とも付き合う気は無いんだ、」
ほら
目に見えてた答えだったじゃない
『ははっ、大丈夫だよ!!聞いてくれてありがとう!それじゃあまたね!』
ガラッとドアを開けて走る
人生初の 告白そして失恋