君と僕のボーダーライン
それから席替えをしたら隣の席になって、たくさんお話しをした
というか高杉くんが話しかけてくれた
「ねえ、昨日のドラマ見た?あれ超感動したよね!」
時にガールズトークのように
「木下さん俺が黒板消してあげるよ、届かないでしょ?笑」
時に子供扱い
「あの先生俺キライだな笑。だってさ〜…」
時に愚痴り笑
あ、申し遅れました
私は如月高校に通う一年
木下咲絢(16)です
こんなにも男の子と話したのは初めてで、他愛のない話でも私はずっとドキドキしていた
『あぁ…告白なんてしなければ良かった…。』
いつの間にか降りだした雨
今は梅雨だからね
高杉くんに対する想いを全部雨で流してください…