貴女は僕の運命の人ではありませんでした
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火曜日夜。
仕事から帰り、自宅でコンビに弁当を食らう。
一人暮らしの男って、こういう時切ない・・・
料理が出来たら・・・なんて思うけど、自分一人のために作るのもきっと面倒だろう。
・・だったら。
嫁さんでもいたら・・・
・・智香さんと結婚・・とか、毎日楽しいだろうなぁ。
智香さん何してるんかなぁ。
・・そこは純じゃないんだ?なんて自分でつっこんでみたりして。
コンビに弁当を電子レンジで温めている間にそんなやり取りを一人でしていたら、
「ピロロロロロ」とメールを知らせる音。
・・もしかしたら智香さんかも!!
急いで携帯を開く。
俺の想いが通じたのか、メールの相手は智香さん。
“お疲れ様~明日、19時で平田駅で大丈夫??”
“お疲れっす!うん、それで大丈夫だよ。迎えに来てもらってなんか悪いね”
“いいよ~気にしないで~”
智香さんは車通勤しているらしく、駅で俺を拾ってくれることになっていた。
本当なら、初デートだし・・・男の俺が迎えに行くのがいいんだろうけど、
電車通勤の俺が仕事終わって、車取りに帰宅して・・となるとかなり時間がかかる。
少しでも早く逢いたいから・・・
ここは甘えておこう。
・・・マジ・・・ヤバイ。
明日が楽しみ過ぎる。
遠足前日の小学生かってくらい。
メール会話が途絶えて少し経った頃、“明日、楽しみにしてるよ!”っていうメールが俺をまた智香さんに夢中にさせた。