貴女は僕の運命の人ではありませんでした
「...んん...ぁ...ん...」
「...トモ...可愛い...」
「...はぁん...貴司...なんか...はげし...くない?...」
「...そ?トモといると触れたくて仕方なくなるから...」
「ちょっ...そんなトコで..喋らないで......んん...」
食事を終えて、車で色々話していたはず・・・なんだけど。
どうにも、トモといると理性が抑えきれなくて。
別に最後までしなくてもいい。
トモに触れていたい・・・
トモに俺を感じて欲しい・・・
ただそれだけ。
「...あぁ...貴司...」
「...ん?何?」
「...したい...」
チラっと視線を上げてトモの身体の中央からトモの顔を見る。
両手で俺の髪を撫でながら、そんな色っぽい顔で、艶っぽい声で言われたら・・・
体制を変えて、自分のベルトに手を掛けた時・・・
スーツのジャケットのポケットから俺の携帯が鳴った。