貴女は僕の運命の人ではありませんでした
「...そのままでいいから話を聞いて。
今日話そうと思ってたんだけど...実は彼女にトモの事が知られてた。
トモの事っていうか...俺の気持ちっていうか...
俺がもう彼女に気持ちが無いっていうのが知られてたんだ...」
「......」
「...だけど、彼女は俺は彼女から離れないもんだって思ってたみたいでさ。
勝手に俺の親に結婚決まったとかなんとか話しだして...
...で、俺、はっきり言ったんだ...もう気持ちがないって...」
「......」
「俺は彼女に別れ話をしたつもりではいる...
でも、どうやら彼女は違ったみたいで...
...で、さっきの電話...」
「......」
「...ねぇ、トモ。
俺、トモの事本気なんだ。本当に好きで好きで仕方ないんだ...
彼女とはきちんと別れる。...ってか、俺はもう別れてるつもりだよ。
...だから...トモ...俺と結婚前提に...真剣に付き合ってくれないかな?」
「......」
「...彼氏と別れて、俺のところに来てくれないかな...
本気で、トモしか見えないんだ...初めて愛してるって思えた相手なんだ...
絶対に幸せにするから...だから...」