貴女は僕の運命の人ではありませんでした


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「もぉ!!たかちゃん、ラストスパート激し過ぎる!!」





「わりぃわりぃ♪純が可愛いからつい♪」








俺には、付き合って半年の彼女、純がいる。





見た目は普通・・・性格も普通・・・身体の相性も普通・・・

全てにおいて平均点の純と付き合いだしたのは.....なんとなく。



毎日仕事仕事で、土日は少年野球の監督やってるから彼女を作る暇も無く。


毎朝、通勤時に顔を合わせるようになった純に声を掛けられ、そのままなーーんとなく付き合いだしている。




純も一人暮らし。


俺も一人暮らし。



同棲はしていないけど、純は毎日毎日・・・午後10時には俺の家に来て、

洗濯してくれて・・・そのまま泊まっていく。


でも、純とエッチするのは多くて週1回。


俺はエッチ自体嫌いじゃないから、毎日でもしたいんだけど・・・


なぜか。


純と毎日したい・・とは思わなかった。







お互いの親にも紹介済みで、


「ほとんど一緒にいるんだから、同棲したらいいのに...」


・・と双方の親に言われるけど、なんか踏み切れない。



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