貴女は僕の運命の人ではありませんでした
ってか、食事終えたら・・・もう帰っちゃうのかな。
ふと時計を見ると20時を回ったところ。
そんな事を考えてたら、
「彼女は何時に家に来るの?」と智香さんが聞いてきた。
「いつもは10時に家に来るけど...今日は来ないんじゃないかなぁ。」
「え?!いいの?大丈夫だよ?10時には帰れるだろうし」
・・・やっぱり智香さんは食事して帰るつもりだったんだ。
軽くショック・・・
「智香さんは?彼氏に会うの?」ちょっとふてくされたように聞いてみた。
「ううん。今日は友達と食事して来るからって言ってあるから会わないよ~」
・・・じゃぁ。もう少し一緒にいれるんじゃん。
「そっか。俺は飯食ったら、久々にバッティングセンター行く予定~」
俺って相当ズルイ。
智香さんに野球関係の話したら食いついてくるってわかっててそういう事言って。
「バッティングセンター?!?!わぁ!!あたしも行きたい!!!」
・・・ほらね。
「じゃぁ、後で行っちゃおっか♪」
「うん!!行く行く!!」
・・・ズルくてごめんね。もう少しだけ。智香さんと居たいから。