貴女は僕の運命の人ではありませんでした



純との行為は、とりあえず・・・気持ちはいい。




でも。



行為の最中の純の言葉・・・




「愛してるって言って」




・・・が、正直俺には重い。




「好きだよ」 は言えるんだけどなぁ。




だから、「愛してるって言って」と言われたら、いつもラストスパートをかけて誤魔化してる。





・・・俺、このまま純と結婚しちゃうんだろうか・・・。




・・・いいのか、それで。




でも、かといって、別れる理由もなく。




現状維持が俺には都合がいいんだ。




チラっと横で眠る純をみる。




純・・・23歳だしなぁ。




結婚・・・とか考えてるんだろうな・・・





そんな事を考えながら、純に背を向けて俺も眠りについた。

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