あの日の記憶
似たもの同士
気絶して意識を失っていたあたし。
「何で死のうとしたんだ!」
そう叫ぶ声で目覚めた。
「な、んで。なんであたし…生きてるの?なんで邪魔したの!!せっかく生まれ変わろうとしたのに!!」
気がつけば、あたしは叫んでいた。
「なんで助けたりしたの!?あたしは生まれ変わりたかったのに」
悪いのはあたし。
命を絶とうとしていた人を助けたあなたは1ミリも悪くないのに、死ねなかった事をあなたの所為にしたあたしはとても醜かったでしょう。
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