時代を超えて..~幕末の恋~
第一章
修学旅行
時は2012年
京都の昔ながらの商店街に響く、
大きな、元気ではしゃいでいる声
「雪比奈!!これも買おうよ!」
『百合奈、どんだけ買うの?』
「だって、せっかくの修学旅行だよ!?記念だよ!!」
『百合奈、大袈裟(おおげさ)なんだから…』
「じゃあ百合奈、ピンクね」
『じゃあ、あたしは水色で…』
あたしは、荒井雪比奈(あらい ゆきひな)
あたしと百合奈は高校の恒例行事、修学旅行で京都にやって来ました
この陽気で元気な彼女、松下百合奈(まつした ゆりな)とは小さい頃からの幼なじみ
そして、今は自由行動の時間
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