時代を超えて..~幕末の恋~
あたしと百合奈は、路地の片隅のあった古そうな建物に入っていった
「カビくっさーー…何屋なのよー??」
百合奈は鼻をつまんで、ウロウロとしていた
建物の中には、ホコリを被った座敷わらしみたいな人形や、錆びた刀、江戸時代位の物が置かれていた
『すみませーん、誰かいませんかー?』
建物の奥の方の廊下に声をかけみた……けど、返事も何も返ってこなかった
『…行く…?幽霊出そうだけど……』
「えっ!?大丈夫なの??勝手に入って……」
『多分、無人じゃないのかな…??』