Maria ~私の心を貴方に捧ぐ~
◇第一章◇
チャラ男
私は今、ある目的を果たすべく、ルンルン気分である場所へ向かってる。
先週入学したばかりの高校の制服を着て、綺麗にメイクをして。
「昨日手ぇ繋いで歩いてた女誰なの!?」
『お前に関係あんの?』
目的地に向かう途中の公園で、カップルらしき男女が喧嘩していた。
興奮して詰め寄る彼女と面倒臭そうにポケットに手を突っ込んでる彼氏。
彼氏は背中を向けていて顔が見えない。
「関係あるに決まってるじゃんッッ!!あたし彼女でしょ!?」
『いつ彼女になったんだよ』
「はぁぁぁ!?」
『俺、彼女つくった覚えねぇし』
パンッッッッッッ!!!!!!!
うっわ…痛そう………。
「最ッッ低ッッッッッ!!」
彼女…と思っていた女は顔を真っ赤にしてこっちに向かって歩いてきた。
鼻息を荒くして私の横を通り過ぎて公園から出ていった。
先週入学したばかりの高校の制服を着て、綺麗にメイクをして。
「昨日手ぇ繋いで歩いてた女誰なの!?」
『お前に関係あんの?』
目的地に向かう途中の公園で、カップルらしき男女が喧嘩していた。
興奮して詰め寄る彼女と面倒臭そうにポケットに手を突っ込んでる彼氏。
彼氏は背中を向けていて顔が見えない。
「関係あるに決まってるじゃんッッ!!あたし彼女でしょ!?」
『いつ彼女になったんだよ』
「はぁぁぁ!?」
『俺、彼女つくった覚えねぇし』
パンッッッッッッ!!!!!!!
うっわ…痛そう………。
「最ッッ低ッッッッッ!!」
彼女…と思っていた女は顔を真っ赤にしてこっちに向かって歩いてきた。
鼻息を荒くして私の横を通り過ぎて公園から出ていった。
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