Maria ~私の心を貴方に捧ぐ~
「ねぇ真由さん…学校、休学手続きしてくれないかな?手続きはまだだよね?」
「…いいの?」
「だって、どうせもう留年でしょ?こんなに長く入院する予定じゃなかったのにな」
「分かったわ。お父さんにも話をして、近いうちに手続きするわね」
「ありがとう……」
私は背もたれに背中を預け、背もたれを少し後ろに倒した。
ちょっと…疲れたな……。
帰ったら熱出るかも…というか、もう出てるかも。
「今だけ…弱音を吐いてもいい?」
「えぇ、思う存分吐いちゃいなさい」
「……病状を自覚する度色んな感情に襲われるの…それに、京ちゃんに想いを伝えられないのが苦しくて、辛くて…本当のことを京ちゃんに知られることがッ怖くて堪らない……」
「…うん」
「何で私なんだろ…何で…なんッッで……ッッ」
私は両腕で顔を隠し、涙を流した。
車の流れている音楽の音が大きくなり、真由さんが声を出して泣きなさいと言ってくれている様だった。
「美味しいクレープ屋さんがあるの、買って帰りましょう。きっとまりあちゃんも気に入ってくれると思うわ」
その言葉を最後に、病院に着くまで車の中ではテンポのいい音楽が流れているだけだった。
「…いいの?」
「だって、どうせもう留年でしょ?こんなに長く入院する予定じゃなかったのにな」
「分かったわ。お父さんにも話をして、近いうちに手続きするわね」
「ありがとう……」
私は背もたれに背中を預け、背もたれを少し後ろに倒した。
ちょっと…疲れたな……。
帰ったら熱出るかも…というか、もう出てるかも。
「今だけ…弱音を吐いてもいい?」
「えぇ、思う存分吐いちゃいなさい」
「……病状を自覚する度色んな感情に襲われるの…それに、京ちゃんに想いを伝えられないのが苦しくて、辛くて…本当のことを京ちゃんに知られることがッ怖くて堪らない……」
「…うん」
「何で私なんだろ…何で…なんッッで……ッッ」
私は両腕で顔を隠し、涙を流した。
車の流れている音楽の音が大きくなり、真由さんが声を出して泣きなさいと言ってくれている様だった。
「美味しいクレープ屋さんがあるの、買って帰りましょう。きっとまりあちゃんも気に入ってくれると思うわ」
その言葉を最後に、病院に着くまで車の中ではテンポのいい音楽が流れているだけだった。