Maria ~私の心を貴方に捧ぐ~
毎年イルミネーションが凄くて有名な広場に着くと、たくさんの人で溢れかえっていた。


カップルや友達同士、家族だったり1人だったり色んな人がいる。



「ねぇ京ちゃん!!あの光のトンネル潜りたいっ!!」

『マジで言ってんの!?』

「大マジッッ」



まりあの指差すほうにはブルーのトンネルがある。


そこを通りたいと思ってるのはまりあだけじゃないらしく、トンネルの入り口は混雑している。



「…ダメ?」

『はぁ…しょうがねぇな……』

「京ちゃんありがとうっ」



まりあに手を引っ張られトンネルに向かった。


確信犯だ…上目使いでダメ?なんて言われたら断れねぇだろ。


子供みたいに目をキラキラさせて、自分の順番が回ってくるのを待っている。


人ごみはマジで嫌いだけど、まりあのはしゃいでる様子を見てると来て良かったと思った。






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