Maria ~私の心を貴方に捧ぐ~
トンネルを潜ったら益々気持ちが高ぶっちまったのか、来たときよりもキャッキャはしゃいでいる。
『楽しいのも分かるけど、大人しくしてねぇと人にぶつかんぞ』
「分かってるぅ!!」
あの言い方、絶対分かってねぇ。
隣にいた筈のまりあは、今は俺の前を楽しそうに歩いている。
俺の横にいるとせっかくの楽しいテンションが半減するらしい。
まりあを後ろから見ているとよく分かる。
周りにいる男どもがどれだけまりあに目を奪われてるかってことが。
白のコートを着ているまりあはまるで天使みてぇに愛らしい。
「京ちゃん遅いよ!!」
そう言って後ろを向くと俺目掛けて走り出すまりあ。
「あッッ!!」
『おいッッ!!!!あっぶねぇな……』
「ご、ごめん……」
何かに躓いて転びそうになったまりあを間一髪で受け止めた。
本当に危なっかしい奴。
『楽しいのも分かるけど、大人しくしてねぇと人にぶつかんぞ』
「分かってるぅ!!」
あの言い方、絶対分かってねぇ。
隣にいた筈のまりあは、今は俺の前を楽しそうに歩いている。
俺の横にいるとせっかくの楽しいテンションが半減するらしい。
まりあを後ろから見ているとよく分かる。
周りにいる男どもがどれだけまりあに目を奪われてるかってことが。
白のコートを着ているまりあはまるで天使みてぇに愛らしい。
「京ちゃん遅いよ!!」
そう言って後ろを向くと俺目掛けて走り出すまりあ。
「あッッ!!」
『おいッッ!!!!あっぶねぇな……』
「ご、ごめん……」
何かに躓いて転びそうになったまりあを間一髪で受け止めた。
本当に危なっかしい奴。