Maria ~私の心を貴方に捧ぐ~
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タクシーから降りると走って受付に向かった。
「ハァッハァッッすみませんッッ!!成瀬 京さんの病室はどこですか!?」
「お調べ致しますので少々お待ち下さい」
こんなに焦って聞いてるのに呑気にPCで調べている受付のお姉さん。
早くッッ!!
「VIP専用の5号室ですね」
「ありがとうございますッッ!!!」
「あっ!廊下を走らないで下さい!!」
お姉さんの言葉も聞かず、私は行きなれたVIPのある病棟まで全速力で走った。
昴先生の話によれば、道端で苦しそうに倒れていたところをたまたま通りかかった人が、救急車を呼んでくれたらしい。
きっと持病の心臓になんらかの異変が起こったんだ。
誰も救急車を呼んでくれなかったら京ちゃんはッッ……そう思うと走りながら涙が溢れてきた。
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タクシーから降りると走って受付に向かった。
「ハァッハァッッすみませんッッ!!成瀬 京さんの病室はどこですか!?」
「お調べ致しますので少々お待ち下さい」
こんなに焦って聞いてるのに呑気にPCで調べている受付のお姉さん。
早くッッ!!
「VIP専用の5号室ですね」
「ありがとうございますッッ!!!」
「あっ!廊下を走らないで下さい!!」
お姉さんの言葉も聞かず、私は行きなれたVIPのある病棟まで全速力で走った。
昴先生の話によれば、道端で苦しそうに倒れていたところをたまたま通りかかった人が、救急車を呼んでくれたらしい。
きっと持病の心臓になんらかの異変が起こったんだ。
誰も救急車を呼んでくれなかったら京ちゃんはッッ……そう思うと走りながら涙が溢れてきた。