Maria ~私の心を貴方に捧ぐ~
お母さんの葬儀は直ぐに行われ、気付けば終わっていた。
何もかもあっという間だった。
お父さんは霊安室で流した涙を最後に、それ以降は私の前では泣く事はなかった。
私のせいでお母さんを死なせてしまったのに、私を責めることは無くてそれが余計辛かった。
それと同時に私はなんて勝手な人間なんだろうと思った。
お母さんがいなくなって1週間が過ぎ、私の病気は悪化していくばかりだった。
一番の原因は精神的なものだと思う。
お母さんを失った今、尚更私は手術を受けることを拒んだ。
私のせいでこんな結果を招いてしまったのに、私がのうのうと生き延びていいはずがない……。
せっかく展望室にいるというのに、泣いてばかりいる私の目には星どころか周りの建物すらぼやけてまともに見えない。
何もかもあっという間だった。
お父さんは霊安室で流した涙を最後に、それ以降は私の前では泣く事はなかった。
私のせいでお母さんを死なせてしまったのに、私を責めることは無くてそれが余計辛かった。
それと同時に私はなんて勝手な人間なんだろうと思った。
お母さんがいなくなって1週間が過ぎ、私の病気は悪化していくばかりだった。
一番の原因は精神的なものだと思う。
お母さんを失った今、尚更私は手術を受けることを拒んだ。
私のせいでこんな結果を招いてしまったのに、私がのうのうと生き延びていいはずがない……。
せっかく展望室にいるというのに、泣いてばかりいる私の目には星どころか周りの建物すらぼやけてまともに見えない。