Maria ~私の心を貴方に捧ぐ~
『あれ?先客かよぉ』
ここはあまり人が来ることはないのに、男の人の声がして私の肩は跳び跳ねた。
驚き過ぎて、自分が泣いている事も忘れ私は振り返った。
『あぁ…しかも泣いてんのかよ』
「違ッッここ使うならどうぞ!!私もう出るからッッ」
この時初めて京ちゃんと出逢った。
暗い室内でははっきりと顔は見えなくて、しかもなんだか面倒臭そうな態度が失礼で…でも、入院してからは腫れ物を扱うかのように扱われてきたからか、不思議と心が軽くなっていく気がした。
『俺はそんな長く居る気ねぇから気にすんな』
それが気にすんなって言う人の態度!?
私が黙っていると、車椅子に乗った京ちゃんは何故か私の横に来て外を眺めだした。
ここはあまり人が来ることはないのに、男の人の声がして私の肩は跳び跳ねた。
驚き過ぎて、自分が泣いている事も忘れ私は振り返った。
『あぁ…しかも泣いてんのかよ』
「違ッッここ使うならどうぞ!!私もう出るからッッ」
この時初めて京ちゃんと出逢った。
暗い室内でははっきりと顔は見えなくて、しかもなんだか面倒臭そうな態度が失礼で…でも、入院してからは腫れ物を扱うかのように扱われてきたからか、不思議と心が軽くなっていく気がした。
『俺はそんな長く居る気ねぇから気にすんな』
それが気にすんなって言う人の態度!?
私が黙っていると、車椅子に乗った京ちゃんは何故か私の横に来て外を眺めだした。