Maria ~私の心を貴方に捧ぐ~
コンコンコンッッ



最近はノックの音で誰が来たのか分かる様になった。


返事はしないでドアのスイッチを押した。


ロックが外れる音がすると、ドアが開き予想通りまりあがいつものように笑顔で入ってきた。



「やっほぉ、起きてた?」

『変な時間に寝ちまったら夜眠れねぇから、寝ない様に気ぃ付けてんだよ。どっかの誰かさんは授業中に居眠りしてんだろうけどな』

「エヘへ」



ばれた?みたいな顔をして、笑いながらまりあはいつもの椅子に腰掛けた。


まりあの服装でいつも気になってた事がある。


いつも聞こうと思っていて、結局聞くのを忘れていたこと。






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