Maria ~私の心を貴方に捧ぐ~
次のまりあの一言に、俺の穏やかだった心がどんどん嫌なものに包まれていく感じがした。
「昴先生はお嬢様学校にいても可笑しくないくらい、清楚で可愛らしいって言ってくれたもん!!」
『昴先生…』
「この病院の研修医で、とっても素敵な人だよ。最初は私の事を天使みたいだと思ってたけど、最近は小悪魔に見えるって言われたんだ。でもよく意味が分かんないんだよねぇ」
その時のやり取りを思いだしながら意味を考えてんのか、腕を組んで「ん~…」と唸っているまりあ。
まりあの"昴先生"と言った時の表情や言い方から、親しい間柄だという事が伝わってきた。
それに、年始に俺が倒れた時にまりあに連絡したのは昴先生と呼ばれる研修医だ。
「昴先生はお嬢様学校にいても可笑しくないくらい、清楚で可愛らしいって言ってくれたもん!!」
『昴先生…』
「この病院の研修医で、とっても素敵な人だよ。最初は私の事を天使みたいだと思ってたけど、最近は小悪魔に見えるって言われたんだ。でもよく意味が分かんないんだよねぇ」
その時のやり取りを思いだしながら意味を考えてんのか、腕を組んで「ん~…」と唸っているまりあ。
まりあの"昴先生"と言った時の表情や言い方から、親しい間柄だという事が伝わってきた。
それに、年始に俺が倒れた時にまりあに連絡したのは昴先生と呼ばれる研修医だ。