Maria ~私の心を貴方に捧ぐ~
「音葉さん…京ちゃんの事、好きですか?」
「…好き、だよ」
「それは、恋愛感情の好きですよね?」
「うん…この事を誰かに言うのはまりあちゃんが初めて」
そう言ってほんのり顔を赤くする音葉さんは、綺麗と言うよりも可愛らしかった。
誰にも打ち明けていないことを私なんかにすんなに教えてくれた事が嬉しかった。
だからかな…私なりにお節介をやいてみてもいいかなって思っちゃったんだ……。
「京ちゃんに伝えたいことたくさんあるけど、何一つちゃんと伝えられてないんじゃないですか?」
「やっぱり…分かっちゃった?そうだね、京を前にするといつも思っても無いことを言っちゃうの……」
「知ってる通り京ちゃんって鈍感でしかも変に素直なところがありますから、言われたことをそのまま受け止めちゃいますよ。言ってる意味分かりますよね」
「良く分かる、私の今までの気の強い京をけなす様な発言をそのままそっくり受け止めちゃってるから。だから、京は私が口を開くと嫌な顔をする」
手に力が入っているのか、持っているハンカチに皺がどんどんよっていく。
音葉さんの表情もどんどん苦笑いのような笑顔に変わっていった。
「…好き、だよ」
「それは、恋愛感情の好きですよね?」
「うん…この事を誰かに言うのはまりあちゃんが初めて」
そう言ってほんのり顔を赤くする音葉さんは、綺麗と言うよりも可愛らしかった。
誰にも打ち明けていないことを私なんかにすんなに教えてくれた事が嬉しかった。
だからかな…私なりにお節介をやいてみてもいいかなって思っちゃったんだ……。
「京ちゃんに伝えたいことたくさんあるけど、何一つちゃんと伝えられてないんじゃないですか?」
「やっぱり…分かっちゃった?そうだね、京を前にするといつも思っても無いことを言っちゃうの……」
「知ってる通り京ちゃんって鈍感でしかも変に素直なところがありますから、言われたことをそのまま受け止めちゃいますよ。言ってる意味分かりますよね」
「良く分かる、私の今までの気の強い京をけなす様な発言をそのままそっくり受け止めちゃってるから。だから、京は私が口を開くと嫌な顔をする」
手に力が入っているのか、持っているハンカチに皺がどんどんよっていく。
音葉さんの表情もどんどん苦笑いのような笑顔に変わっていった。