Maria ~私の心を貴方に捧ぐ~
私は音葉さんの方へ少し体を向け、口を開いた。
「今からでもいいから、京ちゃんに伝えたいと思っている言葉を伝えてあげて下さい。今の京ちゃんにはそれがきっと支えになるばずですから」
「私の言葉より、まりあちゃんの言葉や存在の方が支えになると思うわ」
「そんな事ないです。私、京ちゃんと音葉さん凄くお似合いだと思います。だから、どうか京ちゃんの傍にいてあげて下さい」
私の笑顔に音葉さんは少し戸惑った表情を見せる。
それはそうだ、私にこんな事を言われるとは思ってなかったはずだから。
「まりあちゃんはそれでいいの?」
「良いんです。私はもう少し遠慮すればってくらい京ちゃんに言いたいことを言ったので」
「……ありがとう、まりあちゃんの言葉に凄く励まされた」
「京ちゃんのところへ行ってあげて下さい。ワガママの度が過ぎる時はちゃんと叱ってあげて下さいね」
私の言葉に溢れんばかりの笑顔で「分かった」と言うと、音葉さんは急ぎ足でVIPの病室のフロアに入っていった。
音葉さんが見えなくなるのを待ち、私は自分の病室へと足を進めた。
「今からでもいいから、京ちゃんに伝えたいと思っている言葉を伝えてあげて下さい。今の京ちゃんにはそれがきっと支えになるばずですから」
「私の言葉より、まりあちゃんの言葉や存在の方が支えになると思うわ」
「そんな事ないです。私、京ちゃんと音葉さん凄くお似合いだと思います。だから、どうか京ちゃんの傍にいてあげて下さい」
私の笑顔に音葉さんは少し戸惑った表情を見せる。
それはそうだ、私にこんな事を言われるとは思ってなかったはずだから。
「まりあちゃんはそれでいいの?」
「良いんです。私はもう少し遠慮すればってくらい京ちゃんに言いたいことを言ったので」
「……ありがとう、まりあちゃんの言葉に凄く励まされた」
「京ちゃんのところへ行ってあげて下さい。ワガママの度が過ぎる時はちゃんと叱ってあげて下さいね」
私の言葉に溢れんばかりの笑顔で「分かった」と言うと、音葉さんは急ぎ足でVIPの病室のフロアに入っていった。
音葉さんが見えなくなるのを待ち、私は自分の病室へと足を進めた。