Maria ~私の心を貴方に捧ぐ~
怖い怖い怖い怖いッッッ死にたくなんかない……ッッ。


京ちゃんに会いたい…声が聞きたい…あの笑顔が見たい……。


心が不安定になる程気持ちが悪くなる。


体が痛くて気持ち悪くて、眠ってしまったらもう二度と目を覚まさないと思ってしまうような最悪な感覚。



コンコンコンッッ



ッッ誰!?


もう夜中の2時を回ってる…私は起きてしかも泣いていることを悟られないように、ベッドの中に潜った。


ドアが開き誰かが病室に入ってくる。


お父さん…かな?



『もう寝てるよね……』



昴先生…………。


昴先生の声も泣きそうなほど弱い感じがした。


今まで聞いた事のないような声だった。





< 191 / 253 >

この作品をシェア

pagetop