Maria ~私の心を貴方に捧ぐ~
天使
昨日、まりあの夢を見た。
優しくて穏やかな心地いい声。
だけど、どこか寂しそうで泣いているような声にも感じた。
「まだ寝ぼけてんの?」
『寝ぼけてねぇよ』
「早く顔でも洗ってしゃきっとしなさいよ」
『へいへい』
音葉の奴なんで朝っぱらから来てんだよ。
VIPの病棟は時間関係なく面会ができるからいいのか悪いのかって感じだな。
俺にとっては最悪な決まりだな。
顔を洗って自分の顔を鏡で久しぶりにマジマジと見た。
『少し痩せたな……』
手で顔の輪郭を触ると、余計痩せたように感じた。
俺は手を自分の唇の上で止めた。
夢の中のまりあに最後キス…された……。
何故か、感触が残っているような気がする……夢のはずなのに。
優しくて穏やかな心地いい声。
だけど、どこか寂しそうで泣いているような声にも感じた。
「まだ寝ぼけてんの?」
『寝ぼけてねぇよ』
「早く顔でも洗ってしゃきっとしなさいよ」
『へいへい』
音葉の奴なんで朝っぱらから来てんだよ。
VIPの病棟は時間関係なく面会ができるからいいのか悪いのかって感じだな。
俺にとっては最悪な決まりだな。
顔を洗って自分の顔を鏡で久しぶりにマジマジと見た。
『少し痩せたな……』
手で顔の輪郭を触ると、余計痩せたように感じた。
俺は手を自分の唇の上で止めた。
夢の中のまりあに最後キス…された……。
何故か、感触が残っているような気がする……夢のはずなのに。