Maria ~私の心を貴方に捧ぐ~
病気のせいで受験が遅れてしまった俺は、上手くいけば1浪。
同級生の友達はもう大学生だ。
省吾も音葉も大学に進んだ。
『今日も帰ったら勉強をするのかい』
『いいえ、今日は休みます。今から音葉と一緒にまりあに会いに行ってきます』
『そうか、まりあも喜ぶよ』
一通り簡単な検査を終えた俺は、診察室から出て、音葉の待つロビーへ向かった。
音葉を見つけたが、座っている場所を見て俺は足を止めてしまった。
初めて病院でまりあと会った時に、まりあが座っていた場所。
あの時、実はあいつも検査か何かでここに来ていたのかもしれない。
「京?」
『あ、悪ぃ待たせた』
「大丈夫だよ。どうだった?」
『問題ないってよ』
「まりあちゃんのお陰だね」
『あぁ、そうだな』
同級生の友達はもう大学生だ。
省吾も音葉も大学に進んだ。
『今日も帰ったら勉強をするのかい』
『いいえ、今日は休みます。今から音葉と一緒にまりあに会いに行ってきます』
『そうか、まりあも喜ぶよ』
一通り簡単な検査を終えた俺は、診察室から出て、音葉の待つロビーへ向かった。
音葉を見つけたが、座っている場所を見て俺は足を止めてしまった。
初めて病院でまりあと会った時に、まりあが座っていた場所。
あの時、実はあいつも検査か何かでここに来ていたのかもしれない。
「京?」
『あ、悪ぃ待たせた』
「大丈夫だよ。どうだった?」
『問題ないってよ』
「まりあちゃんのお陰だね」
『あぁ、そうだな』