Maria ~私の心を貴方に捧ぐ~
『俺はお前みたいなガキには興味ねぇの』

「同じ高校生じゃない!!」

『その真新しい制服。一年だろ』



ムカツク。


確かに一年生だけど、京ちゃんだって三年生で私よりたった二年早く生まれただけじゃない。



「私に本気になっちゃいそうで怖いんでしょ?でも残念でしたぁ~私はただ友達になりたいだけだもぉん」

『そんな事言いつつ、お前がもう俺に惚れてんじゃねぇの?』



チャラ男な上に自意識過剰。


でも自惚れてもしょうがないくらい綺麗な顔をしている。


そんな事言えば余計調子にのるだろうから、口がさけても言わないけど。



「もうっ!!ごちゃごちゃ煩いよ。とにかく、絶対に私に惚れないでよね」

『ブハッ!!お前変な奴だな。そんじゃあ先に惚れた方が負けな!!』

「その勝負のった!!」



私たちは笑いながら、今からゲームでもするかのようなのりで連絡先を交換した。


京ちゃんの笑った顔は昔見た笑顔のままで嬉しかった。






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