Maria ~私の心を貴方に捧ぐ~
◇第二章◇
入院と星空
「持って来て欲しい物とか、必要な物があれば遠慮しないで言ってね」
「うん、ありがとう」
今日からまた入院生活が始まる。
お父さんは仕事だから、真由さんと海が付き添いで一緒に来てくれた。
「今日から一人だと思うとちょっと寂しい…海とも毎晩じゃれ合えないんだもんね……」
真由さんの腕の中で少し眠たそうにしている海の手をむにゅむにゅと握った。
眠たいから無反応。
「できるだけ会いに来るし、個室だからいつでも電話だってできるじゃない」
「うん…そうだね」
私は笑って答えた。
本当は泣きそうなくらい、もう寂しくてしょうがない。
入院初日はいつもこうだ…。
寂しさに飲み込まれそうになる。
「うん、ありがとう」
今日からまた入院生活が始まる。
お父さんは仕事だから、真由さんと海が付き添いで一緒に来てくれた。
「今日から一人だと思うとちょっと寂しい…海とも毎晩じゃれ合えないんだもんね……」
真由さんの腕の中で少し眠たそうにしている海の手をむにゅむにゅと握った。
眠たいから無反応。
「できるだけ会いに来るし、個室だからいつでも電話だってできるじゃない」
「うん…そうだね」
私は笑って答えた。
本当は泣きそうなくらい、もう寂しくてしょうがない。
入院初日はいつもこうだ…。
寂しさに飲み込まれそうになる。