Maria ~私の心を貴方に捧ぐ~
シャワーも浴びて髪の毛も乾かしたし、歯も磨いた。
後はベッドに入って眠るだけ。
だけど、寝る気分じゃなくて私は病室の外に出た。
「入院初日は絶対ここに来ちゃうんだよね」
VIP専用の個室があるフロアは病院の最上階で、景色が綺麗に見渡せる。
景色を見ることで少しでも癒しになるならと、景色をゆっくり見渡せる展望室がある。
勿論一般病棟にも展望室は設けられている。
この展望室で泣いている時に京ちゃんが話しかけてくれたんだよね。
あの日も今日みたいに星が綺麗に出てたっけ…あのままずっと泣いてたら、こんな綺麗な星空には気付けなかった。
「京ちゃん…京ちゃんもここから見た星空、覚えててくれてる?私は一日も忘れたことなんてないよ」
星空を見ながら思い出に浸っていると、手に持っていた携帯が震え出した。
私は星空を眺めながら携帯の通話ボタンを押し、耳にそっと当てた。
後はベッドに入って眠るだけ。
だけど、寝る気分じゃなくて私は病室の外に出た。
「入院初日は絶対ここに来ちゃうんだよね」
VIP専用の個室があるフロアは病院の最上階で、景色が綺麗に見渡せる。
景色を見ることで少しでも癒しになるならと、景色をゆっくり見渡せる展望室がある。
勿論一般病棟にも展望室は設けられている。
この展望室で泣いている時に京ちゃんが話しかけてくれたんだよね。
あの日も今日みたいに星が綺麗に出てたっけ…あのままずっと泣いてたら、こんな綺麗な星空には気付けなかった。
「京ちゃん…京ちゃんもここから見た星空、覚えててくれてる?私は一日も忘れたことなんてないよ」
星空を見ながら思い出に浸っていると、手に持っていた携帯が震え出した。
私は星空を眺めながら携帯の通話ボタンを押し、耳にそっと当てた。