Ｍａｒｉａ ~私の心を貴方に捧ぐ~

「お風呂に入ってくるから海のこと見ててくれる?」

「分かったぁ、ごゆっくり」

「ありがとう」



海って言うのは私の腹違いの妹。


つまりお父さんと真由さんの子供。


まだ一歳だから、真由さんがお風呂に入る時とかはいつも面倒を見ている。


面倒を見るって言っても寝ていればただ見てるだけだし、起きてても一緒にじゃれあっているだけ。


私にとっての癒しの時間の一つ。



「海…海は大きくなったらどんな女の子になるんだろうね?今も可愛いけど、もっと可愛くなるんだろうな……」



すやすやと口をむにゅむにゅさせながら眠っている海の柔らかい頬っぺたを指でそっと撫でる。


プルプルしてる。


何で赤ちゃんの肌ってこんなに気持ちいいんだろ。