Maria ~私の心を貴方に捧ぐ~
優君の車椅子の隣にある背もたれのない椅子に腰掛け、優君と目線を合わせた。
「お母さんを待ってるの?」
『うんっ!今日は少し早く来てくれるんだって!!』
「そうなんだ、良かったね」
『うんっっ!!』
優君のお母さんは仕事をしているから、お休みの日にしか早い時間には来る事ができない。
それでも、仕事で面会時間ギリギリになっても必ず毎日優君に会いに来ている。
優君もそんなお母さんの事が大好きだと言っていた。
「今日の夜は何の絵本がいい??」
『絵本を読みに来てくれるの!?』
「うん」
『じゃあねぇ…わんちゃんのお話がいい!!』
わんちゃん…思わぬ返答に少し困った。
「ごめん優君、わんちゃんの絵本は持ってないからまた今度ね。今日は違う絵本でもいいかな?」
『そっかぁ…また今度読んでくれる?』
「勿論っ!!」
「お母さんを待ってるの?」
『うんっ!今日は少し早く来てくれるんだって!!』
「そうなんだ、良かったね」
『うんっっ!!』
優君のお母さんは仕事をしているから、お休みの日にしか早い時間には来る事ができない。
それでも、仕事で面会時間ギリギリになっても必ず毎日優君に会いに来ている。
優君もそんなお母さんの事が大好きだと言っていた。
「今日の夜は何の絵本がいい??」
『絵本を読みに来てくれるの!?』
「うん」
『じゃあねぇ…わんちゃんのお話がいい!!』
わんちゃん…思わぬ返答に少し困った。
「ごめん優君、わんちゃんの絵本は持ってないからまた今度ね。今日は違う絵本でもいいかな?」
『そっかぁ…また今度読んでくれる?』
「勿論っ!!」