愛を知った時
宮内さんは本当に綺麗なお姉さんだった。

年は28才位だろうか?

スーツをビシッと着こなし、仕草も洗練されている雰囲気が有った。
髪は上品にカールされていて、ふんわりと香水の香りがした。


「結花ちゃん、広瀬君が何かしたらすぐにおいでね」


「宮内先輩、そりゃひどいですよ!!ほんじゃ結花、後でな」


そう言うと2人は仕事に戻った。


何か複雑な気持ち…


私の事を話してくれているのは嬉しいけど、


あんな大人で綺麗な人とお仕事してるなんて。。。



私は、子供だもんなぁ…



私はお家に帰り、課題を作り始めた。



どれくらい経っただろう??





------ピンポーーン




「ん??はぁい??」

「俺だよ~~」


鍵を開けると香が居た。

いつもは連絡してから来るのに…

「大丈夫???」

「ん??なんで??」

「全然連絡取れないから。マジ心配したんだぞ。」

「あぁぁ!!!!!!」


そう言って、私はカバンから携帯を取り出した。


「ごめん!!!マナーモードにして、しかもカバンに入れていた」


何回も香からの着信があった。


大きくため息をつくと、

「何も無くてよかったよ」

そう言って抱きしめてキスをする。



私、愛されてるかも♪



幸せです。。。




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