愛を知った時
―嫉妬そして危機―香編
次の日気が付いたら、すっかり眠ってしまっていた。


俺は結花に起こされる。

目を開けて初めての景色が、結花の顔なんて…



幸せだった。



結花は本当に可愛かった。。。


それからと言うものお互いの家に良く泊まる様になった。



今日も仕事・・・当たり前なんだけどさ。

早く結花に会いたい。。。

俺は外回りの仕事が終わり、宮内先輩と会社に帰ってる所だった。



遠くに見慣れた顔が見える。
俺は声をかけた。


「お~結花~~!!何してるの?」


「課題用の生地を買ってた。」


そう言うと結花は宮内先輩にペコリと挨拶をした。

「初めまして。樋口結花です。」

「初めまして宮内です。広瀬君から聞いてるわ。彼女さんでしょ」

そう言うと先輩は俺に目配せをして

「本当に可愛い子じゃない。」

なんか改めて言われると恥ずかしい。


今すぐにでも、結花を抱きしめたい衝動に駆られる。




いかんいかん!!


完全に結花中毒だな(笑)




宮内先輩は、俺を見ながら結花に言う。



「結花ちゃん、広瀬君が何かしたらすぐにおいでね」



「宮内先輩、そりゃひどいですよ!!ほんじゃ結花、後でな」




そう言うと俺らは会社に戻った。

< 129 / 397 >

この作品をシェア

pagetop