愛を知った時
はぁぁぁぁぁ~~~~~~~
1人になった俺は、自己嫌悪に陥った。
そんな俺を見て晴彦が来る。
「伸、どうした?」
俺はカフェテリアのテーブルと一体化しながら話した。
「やっちゃったよ、俺」
「何が?!」
「結花ちゃんに、勢いでこくっちゃった…」
晴彦は、興味が有るようで向かい側に座り始めた。
「…そっか。珍しいな、勢いでなんて」
「ああ。我慢できなかったんだよ」
情けないよな、俺。
「どうだった?」
「撃沈。。。」
「だろうな。結花、相当彼氏に入れ込んでるしな…」
晴彦がそんな事を言うなんて珍しくて、つい食いついてしまう。
「お前、会ったのか?」
「ああ、会ったし、話もした。」
「そっか……」
無言が続く。。。
「結花を彼氏に委ねてみるのはどうだ?」
何を言ってるんだ?!
「………諦めろってことか???」
「幸せにしてくれそうな人だったぞ」
俺が幸せにしたいんだよ!!
「……考えとくよ…」
そう言って俺は帰った。
晴彦とは、今は話したく無かった。
分かってくれると思ったのにな……
彼氏はそんなに良い奴なのか?
まぁいいや、明日はなるべく普通に接しよう。
そう、心に誓いつつ帰った。