愛を知った時
『早く孫の顔がみたいな~』
パパがそんな事言うもんだから、私達は顔を見合わせて笑った。
何だか話ばかり先走ってるけど、それもありかもね。
散々飲んで気持ち良くなった両親は、ツアーに付いているホテルに戻る事になった。
「香さん結花をよろしくね」
そう言った両親は、手を振って私達と別れた。
帰り道で香に謝った。
「緊張したでしょ…ごめんねあんな感じの両親で」
「いや、本当に仲良く出来て嬉しいよ」
本当に香は大人だな。。。
「私も……香があんなふうに考えていてくれたなんて…嬉しかったよ」
香は私を抱きしめる。
「当たり前だろ。。。俺は今すぐにでも結婚したいんだよ」
「結花も……」
私は幸せに包まれていた…
私は香にキスをした。
これからもずっと一緒に居てね。。。