愛を知った時
―卒業式―
私は、次の日のお昼の新幹線に飛び乗った。
千夏に連絡をして、ご報告。
「良かったぁぁぁぁぁぁぁ」
これが千夏の第一声。
「心配かけてごめんね」
「本当に心配したんだから!!連絡も無いしさ」
「ごめん!!いっぱいいっぱいだった。それより千夏……とりあえず帰ったら手伝ってもらえる?」
「卒業式の服?」
さすが、千夏は1を聞いて10を知ってくれるわ。
「……うん」
「任せて!!!」
「ありがとう!!明日行くわ」
「ラジャー♪」
電話を切った。
私は、夕方には品川駅に着いた。
新宿の生地屋さんに行ってイメージの生地を買って帰った。
帰ったら、意外と疲れていたみたいで気が付いたら眠ってしまっていた。