愛を知った時
俺は車に乗り込み袋から箱を出し、ポケットにいれた。



喜んでくれると良いな。



そういえば、久しぶりにデートだな。


待ち合わせ場所に急いだ。

結花はまだ来ていない。



俺は遠くから走ってくる結花を発見した。

車から出てお出迎えする。


結花は俺に笑顔で手を振る。


「会社に顔出してさぁ~意外と早く終わったわ」


結花はびっくりした顔で聞く。


「…香…これ…なに??」


「車、知らない?」

「どうしたの?」

「レンタカー」

「は?!どこ行くの?」

「色々」



ハァァァ~~~



結花は大きくため息をつく。



「愛するバイクは廃車になったからさ、保険おりたしそのうち車買うわ。」



結花は笑っていた。
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