愛を知った時

車に乗ってからも、結花は薬指のリングを見つめている。



俺は前を見ながら、





「食事会開きたいな……」






「そうだね」






「ご両親にも承諾を頂かなきゃならないからな」






そう言って、しっかりと結花の手を握りしめた。






小さいこの手を、俺は命を懸けて守るからね。






結花と共に、一生一緒に歩んで行こう。。。

< 293 / 397 >

この作品をシェア

pagetop