愛を知った時
俺はみんなと話しながら、結花を探していた。
結花は隅っこに居た。
人をかき分けて結花の元に行く。
「結花、ここに居たのか。大丈夫?」
「大丈夫じゃない…」
結花は泣きそうになりながら言う。
可哀想に……
ごめんな。
もう少しの辛抱だから。
「そうだよな、誰も知らないんだもんな。」
俺は1人の男性の存在を思い出した。
彼を引っ張ってくると、
「や…矢田さん!!」
「久しぶり、結花ちゃん」
そう、連れてこられた人は大阪に居た【矢田さん】
「何でここに?」
不思議がる結花に
「結花ちゃん、一応俺も課長だからさ(笑)」
「そっか…」
って、何かこの2人面白いな…
「少しの間、結花を頼む」
「はぁ??」
そう矢田さんにお願いして、俺はみんなの元へ戻った。