愛を知った時

俺はみんなと話しながら、結花を探していた。


結花は隅っこに居た。



人をかき分けて結花の元に行く。



「結花、ここに居たのか。大丈夫?」



「大丈夫じゃない…」



結花は泣きそうになりながら言う。





可哀想に……





ごめんな。

もう少しの辛抱だから。



「そうだよな、誰も知らないんだもんな。」



俺は1人の男性の存在を思い出した。



彼を引っ張ってくると、


「や…矢田さん!!」

「久しぶり、結花ちゃん」


そう、連れてこられた人は大阪に居た【矢田さん】


「何でここに?」


不思議がる結花に


「結花ちゃん、一応俺も課長だからさ(笑)」


「そっか…」



って、何かこの2人面白いな…



「少しの間、結花を頼む」



「はぁ??」



そう矢田さんにお願いして、俺はみんなの元へ戻った。


< 312 / 397 >

この作品をシェア

pagetop