愛を知った時
俺は笑いながら聞いた。


「結花ちゃん赤外線できる?」

「あっ!はい!!!」



結花ちゃんは慌てて携帯取り出した。

お互いに交換し無事(?!)登録した。


「香さん…」

「なに?結花ちゃん」

「…………あの」

「ん???」

「メ……メールしても良いですか?」






か……可愛い!!!!!





「してして。最近この携帯鳴らないからさ!」


俺は抱きしめたい衝動を、グッと我慢して言った。



結花ちゃんは、俺の目を真っ直ぐに見ながら小さく頷いた。









俺は完全に落ちていた―――











――――樋口 結花――――








俺の目は完全に『感じて』しまっている様だ……
< 34 / 397 >

この作品をシェア

pagetop